小池知事 都議会で施政方針「コロナから高齢者と子ども守る」

東京都議会の定例会が開会し、小池知事は新型コロナウイルス対策について「今、力を注ぐべきは感染が増加している高齢者や子どもたちを守る取り組みだ」と述べ、ワクチンの追加接種など重症化を防ぐ取り組みを進める考えを示しました。

東京都議会の定例会が16日に開会しました。

小池知事は施政方針で、新型コロナ対策について「オミクロン株の特性を踏まえた対策を素早く、スピード勝負で戦略的に展開する。『攻め』と『守り』の総力戦で、この難敵に立ち向かう」と述べました。

そのうえで「今、力を注ぐべきは感染が増加している高齢者や子どもたちを守る取り組みだ」と述べ、高齢者施設の往診の強化やワクチンの追加接種の推進などで重症化を防ぎ、教員や保育士などへの集中的な検査を実施する考えを示しました。

今回の都議会には、一般会計の総額で7兆8010億円と過去最大となる新年度・2022年度の当初予算案などが提出されました。

予算案について小池知事は「グリーンやデジタルの分野に重点的な投資を行う一方、事業の見直しを一層強化し、都債の発行抑制を図るなど将来にわたる財政対応力にも目配りした」と述べました。