NY原油先物価格が下落 ウクライナ 軍撤収の発表受けて

ウクライナ情勢をめぐりロシアが軍の一部の部隊の撤収を発表したことを受けて、ニューヨーク原油市場では国際的な原油の先物価格が下落したほか、株式市場ではダウ平均株価が値上がりしました。

ニューヨーク原油市場では15日、原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が、一時、1バレル=90ドル台まで下落しました。

ロシア国防省が15日、ウクライナとの国境近くに展開していた軍の一部の部隊が撤収を始めると発表したことを受けて産油国であるロシアからの原油の供給が減ることへの懸念がいくぶん和らいだことが背景にあります。

WTIの先物価格は、ウクライナ情勢への懸念などから、このところ上昇傾向が続き、14日には一時、およそ7年5か月ぶりに1バレル=95ドルを超えていました。

また、15日のニューヨーク株式市場は買い注文が増え、ダウ平均株価の終値は前日に比べて422ドル67セント高い3万4988ドル84セントでした。

ダウ平均株価の値上がりは4営業日ぶりです。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.5%の大幅な上昇となりました。

市場関係者は「市場では、ウクライナ情勢が緊張緩和に向かうかどうかは依然として不透明だという見方が強く、今後の展開を見極めたいとして慎重な投資家も多い」と話しています。