女子団体パシュート 勝利目前に転倒 その時声が…

北京オリンピック、スピードスケート女子団体パシュート決勝で、高木菜那選手が勝利を目前に転倒しました。
その時、「頑張れ」という声が会場に響きました。

声の主は、日本の4人目のメンバーで「スーパーサブ」の押切美沙紀選手です。押切選手は団体パシュートのメンバーとして出場した2014年のソチ大会で4位に終わり、再びメダルをねらった前回のピョンチャン大会ではメンバーからも外れ、「5人目」としてチームをサポートしました。
そのピョンチャン大会で日本が金メダルを獲得した際、優勝メンバーの1人、高木美帆選手が自身のメダルをかけて感謝した相手が押切選手でした。

ピョンチャン大会の後、押切選手は、けがなどの影響で一時は競技から離れましたが、おととし復帰し、今大会の女子5000メートルで見事に8位入賞を果たしました。
今回の団体パシュートでは、準決勝と決勝が同じ日に行われることから、押切選手を準決勝に起用することも検討されたものの、結局、出場はありませんでした。

それでも押切選手は決勝のレース前に出場する選手たちのアームバンドをつけてあげるなどサポートし続け、レースを見守ったのです。

レース後、転倒して負けたショックから涙を流してうつむく高木菜那選手たちを、押切選手は抱き寄せて慰めました。

2連覇は果たせませんでしたが、4人で戦った銀メダルでした。