東京 感染者搬送に3時間以上199件 搬送されないケースも419件

都内では、ことしに入ってから新型コロナウイルスに感染した患者の救急搬送が再び急増していて、空き病床が見つからず、搬送までに3時間以上かかったケースは13日までの1週間で合わせて199件に上っています。

東京消防庁によりますと、感染が確認され、自宅などで療養している患者の救急搬送は13日までの1週間で合わせて706件と、前の週より3%増えました。

こうした中、空き病床が見つからず、搬送までに時間がかかるケースも増えていて、3時間以上が合わせて199件に上っています。

このうち74件は5時間以上かかったということです。

また救急搬送の依頼があったものの、保健所の判断などで搬送されなかったケースも419件に上っています。

救急搬送の件数は現在、第5波のピーク時の9割近くまで増えているということで、東京消防庁は引き続き関係機関と連携して対応にあたることにしています。