“体調変化に注意”子どものマスク着用 留意事項を通知 厚労省

子どものマスク着用をめぐり厚生労働省は15日、具体的な留意事項を全国の自治体に通知し、正しく着用しているかよりも、子どもの体調変化に注意することや昼寝の際にはマスクを外すことなどを呼びかけています。

オミクロン株では子どもへの感染も拡大し、政府は発育状況などから無理なく着用できると判断される場合は、子どもについても可能な範囲で一時的にマスクの着用を推奨するという方針を示しています。

厚生労働省は15日、具体的な留意事項を全国の自治体に通知しました。

それによりますと、2歳未満にはマスクは勧められないとしたうえで、2歳以上の場合も正しく着用しているかより、息苦しさを感じていないかや、おう吐したり口の中に異物が入ったりしていないかなど、子どもの体調変化に十分注意する必要があるとしています。

子どもや保護者の意図に反して無理強いしないことや、保護者が着用させる意向であっても保育士などが着用が難しいと判断する場合は無理に勧めないよう求めています。

そして、室内で密集が避けられない際には子どもに目が届く場面に限って着用を勧めるとする一方、屋外では体を動かすことが多いことなどから着用は勧めず、昼寝の際はマスクを外すよう呼びかけています。