東京 新型コロナの死者 今月は先月の4.5倍 8割に基礎疾患

東京都内では新型コロナウイルスに感染し死亡する人が増加していて、今月の発表は先月の4.5倍に上っています。死亡した人のおよそ8割は基礎疾患がある人で、都は重症化リスクが高い人の感染を防ぐ対策の徹底を呼びかけています。

東京都は、ことしに入って14日までに142人が新型コロナウイルスに感染し死亡したと発表しています。

第5波に比べて少ないものの最近は増加傾向で、1月の発表が26人だったのに対し、2月は4.5倍の116人に上っています。

糖尿病や高血圧などがある人が亡くなるケースが相次いでいて、ことし死亡が発表された142人の人うち、77%に当たる110人は何らかの基礎疾患があった人でした。

また142人を年代別に見ると92%の130人は60代以上で、感染経路別では56%に当たる79人が高齢者施設か医療機関でした。

都によりますと、重症化リスクが高い人の感染を防ぐ対策の徹底を呼びかけています。