ワクチン3回目接種 入力ベースで前日からの増加 約110万回に

新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐり、岸田総理大臣は政府与党連絡会議で、VRS=ワクチン接種記録システムの入力ベースで、15日におよそ110万回に達したことを明らかにしました。

ワクチンの3回目の接種を加速するため、岸田総理大臣は先に関係閣僚に対し、今月のできるだけ早い時期に1日当たり100万回の接種を実現できるよう取り組みの強化を指示しました。

これについて岸田総理大臣は総理大臣官邸で開かれた政府与党連絡会議で「VRS=ワクチン接種記録システムへの入力ベースで、前日からの増加回数がきょう、およそ110万回となったと報告を受けた」と述べ、ワクチン接種記録システムの入力ベースで15日、およそ110万回に達したことを明らかにしました。

そのうえで「今週からは職域接種を本格的に開始する。私自身が陣頭指揮をとり、自治体での接種、職域接種、自衛隊の大規模接種など、すべての手段をフルに稼働させていく」と述べました。

松野官房長官「接種状況を引き続き注視」

松野官房長官は午後の記者会見で「3回目接種は、本日の公表値で、前日からの増加回数がおよそ110万回となっている。これはVRS=ワクチン接種記録システムへの入力をもとにしたもので、公表日別の接種回数だ」と述べました。

そのうえで「1日当たりの接種回数は、後日報告される分もあり、把握するのに一定の期間を要するが、増加回数と1日当たりの接種回数は、経験則上、同程度の規模になる傾向がある」と述べました。

そして「増加回数が100万回を超えたことは1つの指標だと考えており、1日100万回の接種が安定的に実施されているか、引き続き注視していきたい」と述べました。