1月のクレジットカード消費動向 4か月連続で増加

クレジットカードの利用情報をもとに消費の動向を指数にする調査で、先月は新型コロナウイルスの感染拡大前と比べて0.7%増加となりました。4か月連続の増加ですが、オミクロン株の影響でプラス幅は縮小しました。

データ分析会社の「ナウキャスト」とクレジットカード大手の「JCB」は、カードの利用情報をもとにプライバシーを保護したうえで、消費の動向を見る指数を公表しています。

それによりますと、先月の指数は新型コロナウイルスの感染拡大前にあたる2018年までの3年間の同じ月の平均よりも0.7%増えました。

4か月連続の増加となりましたが、去年11月や12月の4%前後の増加と比べるとプラス幅が縮小しました。

内訳をみると、いわゆる巣ごもり消費で、
▽「酒屋」は34.6%
▽「スーパー」は14.8%
ぞれぞれ増加しました。

しかし、
▽「旅行」がマイナス73.6%
▽「交通」がマイナス42.1%
▽「外食」がマイナス24.7%と、
いずれも、前の月と比べてマイナス幅が10ポイント以上拡大しました。

調査した会社では「オミクロン株の急拡大によって、それまでの回復傾向から消費が一気に冷え込んだ。消費の回復は、感染がいつピークアウトするかにかかっている」と話しています。