角館で伝統行事「火振りかまくら」 家内安全祈る 秋田 仙北

火がついた炭俵を振り回して家内安全や五穀豊じょうなどを祈る、小正月の伝統行事「火振りかまくら」が、14日夜、秋田県仙北市で行われました。

「火振りかまくら」は仙北市角館町に伝わる小正月の伝統行事です。

ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、観光客向けの体験イベントや甘酒のふるまいなどは中止となり、地元の住民だけが参加して町内の21か所で行われました。

このうち雪が積もった田んぼが会場となった岩瀬地区では、住民たちが長さ1メートルほどの縄を結び付けた炭俵に火を付けたあと、縄を手に持って体のまわりを振り回しました。

住民たちはバチバチと音をたてるなか、炭俵の火が燃え尽きるまで勢いよく振り回し、ことし1年の家内安全や五穀豊じょうなどを祈りました。

近くで見学していた6歳の女の子は「熱かったけど楽しかったです。いつかは自分もまわしてみたいです」と話していました。

岩瀬地区の保存会の加藤光人さんは「地域の人たちの健康やコロナの収束を祈りながら行いました。コロナが落ち着いたら観光客も一緒になってより盛大に行いたいです」と話していました。