オリンピック スキージャンプ団体 4年後に向け貴重な経験

北京オリンピック、14日に行われたスキージャンプの今大会最後の種目、男子団体。日本はノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得した絶対的なエース、小林陵侑選手を擁し、2大会ぶりのメダルを目指しましたが、銅メダルのドイツには大きく離され5位に終わりました。
それでも今大会で起用されたほとんどの選手は20代で、日本は次の4年後に向けて何物にもかえがたい大舞台での経験をえました。

2大会ぶりのメダル獲得を目指した日本は、この4年間でエースに成長した25歳の小林陵侑選手と同様に力をつけてきた25歳から30歳の選手を起用しました。

1人目の佐藤幸椰選手は26歳。
2人目の中村直幹選手は25歳。
3人目の小林潤志郎選手は30歳。

前回大会に比べて大幅に若返った布陣でした。

メンバー全員が幼いころから大会や練習でともにする機会が多く、競い合ってきた仲間でありライバル。日本は同じメンバーで臨んだ北京大会前のワールドカップ団体で3位に入るなど、全員が力を出し切ればメダル争いができる力がありました。

日本代表の宮平秀治コーチはメダル獲得に向けて「ハイレベルな試合になると思うので、できるだけミスなく思い切ったジャンプをして、できるだけわずかな差で陵侑につなげることが大切」と話し、エースの小林陵侑の前の3人がいかに飛距離を伸ばし得点をかせるかがカギでした。
しかし、ジャンプ台は風向きや強さがめまぐるしく変わり、14日は、一人一人が飛ぶまでの時間もかかりました。
さらに日本選手が飛んだ時は多くが「追い風」でした。

1回目、チームに勢いをつける役割がある1番手に指名された佐藤選手は6位、次の中村選手も2人目のグループで8位でした。

小林陵侑選手は1回目に134メートル、2回目に132メートル50と安定したジャンプをしましたが、ほかの選手たちはこの難しい追い風にうまく対応することができませんでした。
宮平コーチは「追い風の中でもしっかりと踏み切れるか、今後の4年間でやっていかないといけない」とオリンピックの大舞台で難しい条件にも対応できる力をつける必要性について話しました。

佐藤選手
「それぞれのレベルアップは必須だし、チームジャパンとして上にいくために何が必要か話し合っていかないといけない」と悔しさを見せ、小林陵侑選手は「経験が少ないみんなで、いつもどおりに戦えたことはすごくよかった。また楽しみだ」
日本は前回のピョンチャン大会では銅メダルのチームと100ポイント以上の差をつけられての6位、今大会も銅メダルのドイツとの差はおよそ40ポイントで、メダル争いに加わることができませんでした。

大幅に若返ったチームでえた大舞台での経験を4年後に向けて、しっかりとつなげていくことが求められます。