横浜市長 3回目接種 “接種券届く前でも受けられる方策検討”

横浜市の山中竹春市長は、堀内ワクチン接種担当大臣とオンラインで会談し、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の加速化に向けて、一定の条件を満たせば、接種券が届いていなくてもワクチンを接種できる方策を検討することを伝えました。

会談はオンラインで行われ、堀内担当大臣は、横浜市の山中市長に対し、3回目のワクチン接種について、今月のできるだけ早い時期に、国が目指す1日当たり100万回の接種が実現できるよう、協力を求めました。

これに対し、山中市長は、「横浜市としても、加速化に熱量を持って取り組んでいる」と述べたうえで、今後、2回目の接種から6か月以上経過した64歳以下の人を対象に、接種券が届く前でも接種を受けられる方策を検討することを伝えました。

また、山中市長は国に対し、ことし4月以降のワクチン供給スケジュールを詳しく知らせることや、ファイザー製ワクチンを十分、確保すること、それに、5歳から11歳の子どもへの接種の開始に向けて、ワクチンの有効性や副反応に関する最新の情報を共有することを求めました。

会談のあと、山中市長は記者団に対し、「横浜市では、以前から3回目接種を前倒しするよう国に求めてきた。接種券なしでも3回目のワクチンを接種できる対象に、保育士や教職員などのエッセンシャルワーカー以外の人たちも加える方向で調整を進めている」と述べました。