スキージャンプ【詳細】男子団体 日本は5位 メダルならず

北京オリンピックのスキージャンプ男子団体で日本は5位となり、2大会ぶりのメダル獲得はなりませんでした。

ジャンプ男子団体はヒルサイズが140メートルのラージヒルで行われ、11チームが出場し、4人が2回ずつジャンプしてその合計点で争いました。

日本は1人目が佐藤幸椰選手、2人目が中村直幹選手、3人目が小林潤志郎選手、4人目は今大会、個人ではノーマルヒルで金、ラージヒルで銀の2つのメダルを獲得している小林陵侑選手というメンバーで臨みました。

日本は1回目、小林陵侑選手が134メートルを飛んで、4人目で2位となるポイントをマークしましたが、合計は438.5の5位で、上位8チームで争う2回目に進みました。この時点でトップのスロベニアとは28.9ポイント差、3位のノルウェーとは18ポイント差で、メダルを狙える位置につけていました。

2回目、1人目の佐藤選手は不利な追い風の中、124メートルを飛んでこのグループでは3位となるポイントをマークし、3位のノルウェーとの差を11.6まで縮めました。

しかし、続く2人がいずれもグループの中で7位とポイントを伸ばせず、3人目を終えた時点で3位のノルウェーとのポイント差は56.3まで広がりました。

最後に飛んだ小林陵侑選手は132メートル50でグループトップのポイントでしたが、合計は882.8の5位でした。

日本は2014年のソチ大会以来、2大会ぶりのメダル獲得はなりませんでした。

金メダルはオーストリアで942.7ポイント、銀メダルはスロベニアで934.4ポイント、銅メダルはドイツで922.9ポイントでした。

<最終順位>

1位 オーストリア 得点942.7
2位 スロベニア 得点934.4
3位 ドイツ 得点922.9
4位 ノルウェー 得点922.1
5位 日本 得点882.8
6位 ポーランド 得点880.1
7位 ROC 得点806.5
8位 スイス 得点791.5

日本選手の談話

小林陵侑選手
「メダルには届かなかったが、この大会で学ぶことは多く、ここからどうしていくかだと思う」と話しました。また、個人で2つのメダルを獲得した今大会を振り返り「結果としてはメダル取れたことがすごくうれしかったし、前回大会のように学ぶことが多かった。4年後も楽しみにしている」
「たくさんの応援をありがとうございました。結果として団体では表彰台に届かなかったが、みんなが集中していいパフォーマンスができたので、今後もよろしくお願いします」

小林潤志郎選手
「2回目のオリンピックで、団体に出場した選手の中では最年長だったが、引っ張っていけなった」
ー団体に出場する機会のなかった伊東大貴選手へ
「伊東選手も最後まで僕らのことを支えて応援してくれたので、チームとして恩返ししたかったが、うまくいかなかった」

中村直幹選手
「自分の実力はこんなものだと思ったし、これからベースアップしていかないと世界では戦えないと感じた」
初めてのオリンピックを振り返ってー
「終わってみれば、悔しいものになってしまったが、絶対にリベンジしてやるぞと感じている」

佐藤幸椰選手
「これだけ力を持った小林陵侑選手がいてメダル争いさえさせることができず、チームメイトの1人としてことばにならないし、足を引っ張ってしまった」
「チームメイトや関係者も含めて各国の選手がオリンピックにどれだけの思いを注いでいるのかというのが伝わった。いまの実力を実感したし、選手として成長したい」

【競技経過】

1回目

<1人目>
日本の1人目、佐藤幸椰選手が126メートルを飛んで、110.8ポイントをマークしました。佐藤選手は1回目のジャンプのあと「タイミング的に遅れていて条件などは関係なく自分のミスがあるので、2回目はしっかり修正して力があるところを見せたい」と話しました。
1回目の1人目を終えて、日本は11チーム中6位で、トップのノルウェーとは17.5ポイント差です。

【1人目終了時点の順位】
1位 ノルウェー
2位 スロベニア
3位 ROC
4位 ドイツ
5位 オーストリア
6位 日本(佐藤幸椰:飛距離126.0m 得点110.8)
7位 ポーランド
8位 スイス
9位 チェコ
10位 アメリカ
11位 中国
<2人目>
日本の2人目、中村直幹選手が124メートル50を飛んで、96.6ポイントをマークしました。中村選手は1回目のジャンプのあと「個人戦の1回目とまではいかなかったが、やりたいことはできた。まだ飛距離を伸ばせると思うしポイント差はついたが、巻き返せると思うので、2回目も頑張りたい」と話していました。
1回目の2人目を終えて、日本の合計は207.4ポイントとなり、11チーム中7位で、トップのノルウェーとは39.1ポイント差です。

【2人目終了時点の順位】
1位 ノルウェー
2位 スロベニア
3位 オーストリア
4位 ドイツ
5位 ROC
6位 ポーランド
7位 日本(中村直幹:飛距離124.5m 得点96.6)
8位 スイス
9位 チェコ
10位 アメリカ
11位 中国
<3人目>
日本の3人目、小林潤志郎選手が128メートル50を飛んで、105.1ポイントをマークしました。小林潤志郎選手は1回目のジャンプのあと「もっともっと次も飛んでいきたい。風も条件も厳しいと思うので、とりあえず、自分ができるジャンプをしていきたい」と話していました。
1回目の3人目を終えて、日本の合計は312.5ポイントとなり、11チーム中5位で、トップのスロベニアとは44.1ポイント差、3位のオーストリアとは35.4ポイント差です。

【3人目終了時点の順位】
1位 スロベニア
2位 ノルウェー
3位 オーストリア
4位 ドイツ
5位 日本(小林潤志郎:飛距離128.5m 得点105.1)
6位 ROC
7位 ポーランド
8位 スイス
9位 チェコ
10位 アメリカ
11位 中国
<4人目>
日本の4人目、エースの小林陵侑選手が134メートルを飛んで、126ポイントをマークしました。1回目の4人を終えて、日本の合計は438.5ポイントとなりました。
小林陵侑選手は1回目のジャンプのあと「自分で飛んだ瞬間にわかるくらいタイミングが遅れたので、2回目は集中してジャンプしたい」と振り返りました。また、次のジャンプが今大会で最後になることについて「悔いを残さないように楽しんで飛びたい」と話していました。
1回目が終わり、2大会ぶりのメダル獲得を目指す日本は5位で、上位8チームで争う2回目に進みました。日本は今大会、個人ではノーマルヒルで金、ラージヒルで銀の2つのメダルを獲得しているエースの小林陵侑選手が134メートルをマークしました。合計438.5ポイントで、トップのスロベニアとは28.9ポイント差、3位のノルウェーとは18ポイント差となっています。

【4人目 1回目終了時点の順位】
1位 スロベニア 得点467.4
2位 オーストリア 得点458.4
3位 ノルウェー 得点456.5
4位 ドイツ 得点446.5
5位 日本 得点438.5 (小林陵侑 飛距離134.0m 得点126.0)
6位 ポーランド 得点434.5
7位 ROC 得点410.6
8位 スイス 得点367.0
==(8位以上は2回目進出)==
9位 チェコ 得点279.5
10位 アメリカ 得点261.0
11位 中国 得点115.0

2回目

<1人目>
2回目で、日本の1人目、佐藤幸椰選手は124メートルを飛んで、114.9ポイントをマークしました。
2回目の1人目を終えて、日本の合計ポイントは553.4となり、日本は5位のままです。トップのオーストリアとは24.7ポイント差、3位のノルウェーとは11.6ポイント差です。

【1人目終了時点の順位】
1位 オーストリア
2位 スロベニア
3位 ノルウェー
4位 ポーランド
5位 日本(佐藤幸椰:飛距離124.0m 得点114.9)
6位 ドイツ
7位 ROC
8位 スイス
<2人目>
2回目で、日本の2人目、中村直幹選手は122メートルを飛んで、97.8ポイントをマークしました。
2回目の2人目を終えて、日本の合計ポイントは651.2となり、日本の順位はポーランドと並んで5位のままです。トップのスロベニアとは50.2ポイント差、3位のノルウェーとは27.5ポイント差に広がりました。

【2人目終了時点の順位】
1位 スロベニア
2位 オーストリア
3位 ノルウェー
4位 ドイツ
5位 日本(中村直幹:飛距離122.0m 得点97.8)
5位 ポーランド
7位 ROC
8位 スイス
<3人目>
2回目で、日本の3人目、小林潤志郎選手は120メートルを飛んで、99ポイントをマークしました。
2回目の3人目を終えて、日本の合計ポイントは750.2となり、日本の順位は6位に下がりました。トップのオーストリアとは73.5ポイント差、3位のノルウェーとは56.3ポイント差に大きく広がりました。

【3人目終了時点の順位】
1位 オーストリア
2位 スロベニア
3位 ノルウェー
4位 ドイツ
5位 ポーランド
6位 日本(小林潤志郎:飛距離120.0m 得点99.0)
7位 ROC
8位 スイス
<4人目>
2回目で、日本の4人目でエースの小林陵侑選手は132メートル50を飛んで、132.6ポイントをマークしました。

ジャンプ男子団体のルール等

1チーム4人の選手が2回ずつ飛び、8回のジャンプの合計ポイントで争う。
スタート順は国・地域別のワールドカップ総合成績の下位から上位の順。
予選はなく、1回目の上位8チームが2回目に進める。チーム内のスタート順は1回目と2回目に変更はできない。2回目の4人目のスタート順は、3人目までの成績の下位から上位の順となる。

<ジャンプ台>
▼ヒルサイズ 140m
▼K点 125m
(※K点は「飛距離による得点の基準となる」地点。ヒルサイズはジャンプ台の大きさを表すもので、安全に着地できる限界の距離)

<得点の計算方法>
得点は「ジャンプの飛距離点」+「飛型点」からなる。
ジャンプの飛距離点の計算は、基本となる距離点を「60」として、ノーマルヒルならばK点を超えれば1mにつき2.0ポイントのプラス、K点を下回れば1mにつき2.0ポイントのマイナスとする。ラージヒルならばK点を超えれば1mにつき1.8ポイントのプラス、K点を下回れば、1mにつき1.8ポイントのマイナスとする。
飛型点は5人の審判が20点満点(0.5点刻み)で採点。最高点と最低点を除いた3人の採点を合計する。60点満点。転倒は大きく減点され、着地の際のテレマーク(片足を前に出してひざを曲げる)姿勢が入らない場合も減点される。着地後も転倒ラインを超える前に転ぶと転倒と見なされる。