スペイン 記録的干ばつ ダムに沈んだ集落が姿現す

記録的な干ばつに見舞われているスペインでは、30年前のダムの開発で沈んだ集落が水が干上がったことなどで再び姿を現し、観光客の話題となっています。

ロイター通信によりますと、スペイン北西部ガリシア州では、この冬の記録的な干ばつでダムの貯水量が大幅に減ったことなどから、30年前にポルトガルとの国境近くにあるダムの開発で水の底に沈んだ集落が再び姿を現しました。

ドローンが撮影した映像からは、辺り一帯が灰色に覆われて屋根のなくなった廃虚がたちならぶ様子などが確認できます。

AP通信などによりますと、スペインでは去年12月までの3か月間に降った雨の量が例年の3分の1程度だったことにくわえ、先月もほとんど雨が降らず各地で干ばつが起きているということです。

現地では農業への影響が懸念される一方で、多くの観光客が足を運んでいて、訪れた65歳の男性は「まるで映画を見ているようです。こうした状況は気候変動や干ばつによって何年にもわたり起きるのだろうと感じています」と話していました。