東京都 新型コロナ 12人死亡 1万3074人感染 前週比4400人余減

東京都内の13日の感染確認は、1週間前の日曜日より4400人余り少ない1万3074人で、5日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
また、都は感染が確認された12人が死亡したと発表しました。

東京都は13日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の1万3074人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日と比べて4400人余り減りました。

前の週の同じ曜日を下回るのは5日連続です。

13日までの7日間平均は1万5714.4人で、前の週の86.7%でした。

7日間平均が前の週を下回るのは12日、ことし初めて前の週を下回ったのに続き、2日連続です。

濃厚接触者で症状があり、医師の判断で検査を行わずに感染と診断された「特例疑似症患者」は、689人でした。

13日確認された1万3074人の年代別は、
▽10歳未満が2112人、
▽10代が1526人、
▽20代が2062人、
▽30代が2254人、
▽40代が2189人、
▽50代が1310人、
▽60代が687人、
▽70代が417人、
▽80代が357人、
▽90代が153人、
▽100歳以上が4人で、
▽年代が分からない人が3人でした。

65歳以上の高齢者は1215人で、全体の9.3%でした。

感染経路がわかっているのは4806人で、このうち、「家庭内」が3340人と最も多く、69.5%を占めています。

次に多い「施設内」は15.4%にあたる742人で、このうち保育園と幼稚園であわせて221人、小学校で203人、高齢者施設で182人、医療機関で55人の感染が確認されました。

一方、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、13日時点で12日より3人増えて65人でした。

これとは別に、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計している重症の患者は13日時点で186人で12日より14人増えました。

また都は感染が確認された60代から100歳以上の男女あわせて12人が死亡したと発表しました。

新型コロナ患者用の病床使用率 58.8%

東京都内の新型コロナの患者用の病床使用率は、12日から0.2ポイント上がって58.8%です。

緊急事態宣言 発出要請の指標は(13日)

東京都は3つの指標を用いて、一定の数値になった場合に緊急事態宣言の発出の要請を検討するとしています。

オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率か、入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合の、いずれかが30%から40%となり、かつ、新規陽性者数の7日間平均が2万4000人に達した場合です。

このうち、オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率は、13日時点で24.8%となり、12日から1.9ポイント増えました。

対象となる重症の患者は、これまでの基準である人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている患者に加え、高濃度の酸素を大量に投与する「ハイフローセラピー」を行っている患者、それにこれらの治療が必要になる可能性が高く、ICUに入っている患者なども含めます。

また、入院患者のなかで酸素投与が必要な人の割合は、12日時点では14.9%でしたが、13日は発表がありません。

都によりますと、次の発表は今月14日を予定しているということです。

そして、新規陽性者数の7日間平均は、13日時点で1万5714.4で、12日より636人減りました。