IOC ワリエワの“処分解除” 15日までにCASが結論と見解

北京オリンピック、フィギュアスケート女子の有力選手でROC=ロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワ選手が受けたドーピング違反による一時的な資格停止処分が解除された問題で、IOC(=国際オリンピック委員会)は、CAS=スポーツ仲裁裁判所に行った不服申し立てについて、15日までに結論が出るとの見解を示しました。

今月7日に行われたフィギュアスケート団体ではメダルの授与式が行われず、金メダルを獲得したROCの15歳、ワリエワ選手について、ITA=国際テスト機関は、去年12月のドーピング検査で血流促進作用などのある禁止薬物「トリメタジジン」の陽性反応が出たことを発表しました。

さらに今月8日に検査結果が届いたことを受けて、ロシアアンチドーピング機構が一時的な資格停止処分としたものの、その後、ワリエワ選手側からの抗議が認められ、処分は解除されたことなども明らかにしています。

IOCは、WADA(=国際アンチドーピング機構)とともに、ワリエワ選手の処分が解除され、出場の継続が認められた決定を不服とする申し立てをCASに対して行い、受理されました。

これを受けてIOCのマーク・アダムス広報責任者は12日の会見で、ワリエワ選手が次に出場する予定の女子シングルが始まる今月15日までに「資格停止処分が解消されるか否かについては結論が出る自信がある」との見解を示しました。

また、ドーピングをめぐる問題については、WADA=国際アンチドーピング機構などの独立した組織に委ねられているにもかかわらず、なぜ介入したのかを問われると「この問題が大会に与える影響の大きさを考えると、問題解決のプロセスに関わるべきだと考えた。われわれがいかにこの問題を迅速に解決したいかという気持ちの表れだ」と説明しました。