コロナ「自宅などで体調悪化し死亡」1月は過去2番目の多さ

新型コロナウイルスに感染し、自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は1月、合わせて151人と、前の月に比べて急増し、1か月の人数としては過去2番目に多くなったことが警察庁のまとめで分かりました。

感染拡大によって自宅療養者が増えていることから、専門家は体調に異変があれば、早めに医療機関などに相談するよう呼びかけています。

全国の警察は、医療機関以外で亡くなった人などについて詳しい死因を調べていて、警察庁によりますと、新型コロナウイルスに感染し、自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は1月、合わせて151人に上りました。

12月の3人から急増し、1か月の人数としては、去年8月に次いで過去2番目に多くなっています。

都道府県別では、
▽東京が35人と最も多く、
次いで、
▽大阪が25人
▽京都と兵庫がそれぞれ10人
などとなっています。

また、年齢別では、
▽80代が51人と最も多く、
▽70代が34人
▽90代が17人などと、
60代以上が79%を占めています。

おととし3月から先月までの合計では、全国で少なくとも1107人に上っていて、亡くなってから感染が判明したり、自宅療養中に症状が悪化して治療が間に合わなかったりするケースも相次いでいるということです。

感染が再び拡大し、自宅などで療養する人が増えていることから、専門家は「体調に異変があれば、早めに医療機関や自治体の窓口に相談してほしい」と呼びかけています。