ワクチン3回目 高齢者施設団体 早く接種できる体制を求める

高齢者施設で感染が広がる中、3回目のワクチン接種が進んでいないとして、施設でつくる団体が政府や自治体に対して対策の強化を求めました。

会見したのは高齢者施設でつくる3つの団体です。

団体では今月3日から9日まで調査を行い5829の高齢者施設から回答がありました。

それによりますと、施設の入所者や職員が感染したり濃厚接触者になったりしているのは36.1%に上りました。

3回目のワクチン接種について聞いたところ、入所者と職員のいずれも接種を終えていない施設は43.5%でした。

接種が進まない理由を複数回答で聞いたところ
▽「ワクチンがまだ届いていない」が27.1%
▽「接種券がそろってから対応しようと考えていた」が24.4%
▽16.3%が「2回目の接種から6か月が経過していない」と回答しました。

団体では高齢者施設で感染がさらに広がると重症化のリスクが高くなるとして、2回目の接種から6か月がたっていれば、接種券が届いていなくても3回目の接種ができることを、自治体が積極的に周知するよう求めています。

政府には2回目の接種から6か月がたっていなくても、3回目の接種をできるようにしてほしいと要望しています。

全国老人保健施設協会の東憲太郎会長は「3回目の接種を待っているうちにクラスターが発生した施設もある。できるだけ早く接種できる体制をつくってほしい」と話していました。