自衛隊の大規模接種 東京会場 1日5040人分に拡大して接種開始

自衛隊による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種は、10日から東京の会場で接種枠を1日当たり5040人分に拡大しての接種が始まりました。

自衛隊による大規模接種は東京と大阪で行われていて、先月31日に接種が始まった東京大手町の会場については当初、1日720人分だった接種枠が段階的に拡大され、10日から5040人分になりました。

10日朝は冷たい雨が降る中、事前に予約した人たちが傘をさしたり、長靴を履いたりして、次々と会場を訪れていました。

接種枠が拡大されたことで予約できたという千葉県松戸市の50代の女性は「地元だと、すぐに予約がとれないのではないかと思い、1回目も2回目も利用したこの会場を選びました。2回目の接種から7か月がたったので、3回目の接種を受けられてほっとしました」と話していました。

東京23区などでも大雪のおそれがあることから、防衛省は、接種を予約した人は時間に余裕を持って行動するとともに、接種当日にキャンセルする際はコールセンターに電話するよう呼びかけています。

一方、東京の会場の接種枠は、すでに予約で埋まっていた今月13日までの分に続いて、今月14日から20日までの1週間分について、10日午後に埋まったということです。

自衛隊による大規模接種は、今月14日から大阪でも接種枠が拡大されることになっていて、政府は3回目接種のさらなる加速化につなげたい考えです。