アメリカ NY州 屋内でのマスク着用義務撤廃へ CDCは着用推奨

アメリカ ニューヨーク州は、新型コロナウイルスの新たな感染者や入院者の数が減ってきたことなどから、10日から屋内でのマスクの着用義務をなくすことを明らかにしました。こうした動きはほかの州でも見られますが、アメリカCDC=疾病対策センターは感染対策として引き続き屋内でのマスクの着用を推奨しています。

ニューヨーク州のホークル知事は9日、会見を開き、これまで小売店などの屋内施設でマスクの着用を義務づけていた方針について「新たな感染者や入院する人の数が減っている」などとして、10日から着用義務をなくすことを明らかにしました。

ニューヨーク州では先月7日には一日の感染者数が9万人を超え、過去最多となりましたが、今月7日の時点では4000人余りと大きく減少していました。

ただ、地下鉄やバスといった公共交通機関や、子どものワクチン接種率が低いなどとして、学校では引き続きマスクの着用が義務づけられます。

屋内でのマスク着用の義務をなくす動きは東部デラウェア州や西部カリフォルニア州などほかの州でも見られますが、CDCは感染対策として引き続き屋内でのマスクの着用を推奨しています。