ライバル通信会社が手を組み5G活用 空港内バス自動運転目指す

自動運転のバスを、高速・大容量通信の5Gを使って運行する実証実験に、成田空港とNTT、KDDIなどが乗り出すことになりました。ライバル関係の大手通信会社が手を組むのは珍しく、人手不足が懸念される空港内のバスの自動運転化を目指します。

実証実験を行うのは、成田空港の運営会社と、NTT東日本、KDDI、それに自動運転の技術を開発するベンチャー企業のティアフォーです。

成田空港の第2、第3ターミナルの間を行き来する連絡バスを自動運転で運行する実験で、今月14日から2週間かけて行います。

バスには複数のカメラやセンサーが搭載され、カメラの鮮明な映像が、通信の遅延がほとんどない5Gで、空港内の監視センターにリアルタイムで送られるほか、緊急時に遠隔でバスを操作します。

実験では、小規模なエリアで利用できるローカル5Gと、携帯電話などで利用できる5Gの技術が使われていて、ローカル5GをNTT東日本が、5GをKDDIが提供するということです。

ライバル関係の大手通信会社2社が協力して事業を行うのは珍しく、技術面の課題を検証したうえで、今後ほかの空港での展開も目指すことにしています。

空港内のバスをはじめ人手不足に悩む農業や物流などの分野で、5Gを軸にした通信会社どうしの協業が期待されます。