新型コロナ 高齢者施設や医療機関のクラスター過去最多 厚労省

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、7日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは合わせて1121件で、前の週と同じ水準でしたが、高齢者福祉施設は316件で過去最多を更新したことが、厚生労働省のまとめでわかりました。

厚生労働省は毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や2人以上が感染した事例をまとめています。

それによりますと、7日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは、合わせて1121件と前の週から1件減りました。

最も多かったのは
▽「学校・教育施設等」の327件で、過去最多だった前の週から57件減少しました。

一方で
▽「高齢者福祉施設」は、前の週から67件増えて316件で、3週連続で過去最多を更新しました。

また
▽保育所などの「児童福祉施設」は前の週から2件減って194件。

▽「医療機関」は19件増えて135件と過去最多でした。

このほかでは
▽「企業等」が80件
▽「障害者福祉施設」が41件
▽「運動施設等」が11件
▽「飲食店」が5件などとなっています。