イタリア 屋外でマスク着用義務なくす方針 感染状況が改善傾向

イタリア政府は、新型コロナウイルスの感染状況が改善傾向にあるとして、今月11日から原則として屋外でのマスクの着用義務をなくす方針を明らかにしました。
ヨーロッパでは、イギリスなどでも屋内の公共施設でマスクの着用義務がなくなっていて、規制を緩和する動きが相次いでいます。

イタリアでは先月、変異ウイルス、オミクロン株の影響を受けて一日の感染者が22万人を超えてこれまでで最も多くなりましたが、今月に入ってからは10万人前後で推移し減少傾向にあります。

ロイター通信によりますと、イタリア政府は8日、新型コロナウイルスの感染状況が改善傾向にあるとして、今月11日から原則として屋外でのマスクの着用義務をなくす方針を明らかにしました。

ただ、3月末までは人が多く集まる場所や公共施設の屋内でのマスクの着用は引き続き求めていくとしています。

屋外でのマスクの着用義務をめぐっては、フランスが今月2日に義務づけを撤廃したほか、スペインも10日に規制を解除する方針を示しています。

このほか、イギリスなどでも屋内の公共施設でマスクの着用義務がなくなっていて、ヨーロッパでは規制を緩和する動きが相次いでいます。