子どものマスク着用 “具体的な留意事項 近く周知” 厚労相

子どものマスク着用をめぐり、後藤厚生労働大臣は、衆議院予算委員会で、近く、具体的な取り扱いの留意事項を明確にして、周知する考えを示しました。

子どものマスク着用について、政府は、発育状況などから無理なく着用できると判断される場合は、可能な範囲で一時的に推奨するとした方針を示しています。

これについて、後藤厚生労働大臣は「難しいケースが多いと思っており、無理強いすることがないことを明確にしたうえで、具体的な取り扱いの留意事項をしっかりと近日中に明確にして周知したい」と述べました。

また、後藤大臣はワクチンの子どもへの接種について「オミクロン株については5歳から11歳の子どもに関する直接のデータはないが、専門家は成人での有効性や科学的な知見に基づいて、5歳から11歳に対しても、成人と同様の効果があると推量していて有効性を認めている」と述べました。

さらに後藤大臣は、ワクチンに関する国と自治体の連絡調整に当たる「リエゾンチーム」について「自治体からの派遣も含め最大で52人だったが、現体制では13人の厚生労働省の職員で対応している。当時は200件以上の問い合わせが市町村などからあったが、現在は10件程度で対応できている」と述べました。