東京都医師会会長「ここ1、2週間が勝負どころ」感染対策徹底を

東京都医師会の尾崎治夫会長は、8日の記者会見で「ここ1、2週間が勝負どころだと思っている。しばらくは家族以外との会食を避け、できるだけリモートワークを行ってほしい」と述べ、感染防止対策の徹底を呼びかけました。

東京都内では8日、新たに1万7113人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、火曜日としてはこれまでで最も多くなり、感染の拡大が続いています。

東京都医師会の尾崎会長は8日の定例会見で、「3連休を控えここ1、2週間が勝負どころだと思っている。感染力が強いため家庭にウイルスを持ち込まないことが大事で、しばらくは家族以外との会食を避け、できるだけリモートワークを行ってほしい」と感染拡大を抑えるためにもさらなる対策の徹底を呼びかけました。

また、新型コロナウイルスに感染し、症状がある人の場合、発症から10日以上経過し、かつ解熱などして症状が改善傾向になってから72時間経過すれば検査なしで復帰可能となる基準が示されています。

しかし、企業や学校などから復帰のために陰性証明の提出を求められて、それに対応する医療機関の負担が大きくなっているということです。

尾崎会長は「解除の基準を満たした場合、検査なしで復帰が可能であることを企業や学校の管理者にお伝えしたい」として療養解除の基準どおりの対応を呼びかけました。