立民 医療提供体制見直しに向け法案提出 司令塔機能強化を

新型コロナの感染拡大が続くなか、立憲民主党は医療提供体制の見直しを速やかに進める必要があるとして、都道府県の間で医師や病床が不足した場合、政府が調整して補い合えるよう司令塔機能の強化を盛り込んだ法案を国会に提出しました。

立憲民主党は、政府が次の感染症の危機に備えて、ことし6月をめどに司令塔機能の強化に向け対応を取りまとめるとしていることに対し、遅すぎるとして医療提供体制の見直しを速やかに進めるための法案を国会に提出しました。

このなかでは、都道府県で医師や病床が不足した場合、政府が調整して補い合えるようにするとしています。

また、都道府県と病床の確保の協定を結んだり、保健所に代わって自宅療養の患者の健康観察を行ったりした医療機関に対して、協力金を支払うことなども盛り込んでいます。

法案を提出した立憲民主党の中島克仁衆議院議員は記者団に対し「感染の急拡大で必要な人が入院できない状況になっていて、岸田内閣の対応は大変のんきだ。法案には現状に対して迅速に対応するための喫緊の課題への対策を盛り込んだ」と述べました。