自宅療養者向けキャンピングカー貸し出し台数増やす 埼玉 深谷

埼玉県深谷市は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自宅療養者に貸し出すキャンピングカーの台数を増やして対応にあたっています。

深谷市は新型コロナに感染して自宅で療養する市民が家族と生活スペースを分けるのが難しい場合に、キャンピングカーを貸し出す事業を去年10月から行っています。

キャンピングカーにはベッドやテーブル、トイレなどが備えられ、外部の電源をつなぐことで冷蔵庫も使えます。

貸し出しにあたっては駐車場所や電源を確保できるのが条件で、保健所が隔離を指示した期間、無料で利用できるということです。

市によりますと、レンタル会社で確保した3台を貸し出してきましたが、家庭内で感染するケースが増えていることから、先月から2月にかけて新たに2台増やしました。

受験生や幼い子どもがいる家庭で利用されているということです。

深谷市福祉健康部の町田進次長は「自宅で安心して療養してもらい、家庭内での感染を少しでも防ぐことができれば」と話していました。