給食の未利用食材 生活困窮家庭の支援に活用の考え 末松文科相

新型コロナの感染拡大で休校などが増える中、給食の食材が余ってしまう事態が起きていることについて、末松文部科学大臣は、利用されていない食材を生活に困窮する家庭の支援などに活用する取り組みを進めていく考えを示しました。

公明党は7日の衆議院予算委員会で、新型コロナの感染拡大で休校や学級閉鎖が増え、給食の食材が余ってしまう事態が起きていることについて「困窮している家庭への支援に活用することも食品ロス削減のひとつの方法だ。教育委員会や福祉部局が柔軟に対応できるよう、早急に働きかける必要がある」と質問しました。

これに対し、末松文部科学大臣は「生活困窮家庭の支援への活用は、食品ロス削減の観点からも大変重要だ。関係省庁とも周知に取り組んでいきたい。すでにいくつかの自治体では実行されており、よく参考にさせていただきたい」と述べ、利用されていない食材を生活に困窮する家庭の支援などに活用する取り組みを進めていく考えを示しました。