東京都 “緊急事態宣言”発出要請の3つの数値指標と現状は?

東京都は、3つの指標を用いて、一定の数値になった場合に緊急事態宣言の発出の要請を検討するとしています。

▽オミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率か、
▽入院患者の中で酸素投与が必要な人の割合の、
いずれかが30%から40%となり、
かつ、
▽新規陽性者数の7日間平均が2万4000人に達した場合です。

重症患者用の病床使用率

このうちオミクロン株の特性を踏まえた新たな基準で集計した重症患者用の病床使用率は、6日時点で5日と同じ19.3%となっています。

対象となる重症の患者は、
▽これまでの基準である人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている人に加え、
▽高濃度の酸素を大量に投与する「ハイフローセラピー」を行っている人、それに、
▽これらの治療が必要になる可能性が高く、ICUに入っている人なども含めます。

酸素投与が必要な人

また、入院患者の中で酸素投与が必要な人の割合は、3日前の時点では10.6%でしたが、6日は発表がありません。

都によりますと、次の発表は今月10日を予定しているということです。

新規陽性者7日間平均

そして、新規陽性者数の7日間平均は、6日時点で1万8128.1人で、5日より233人増えています。