大規模接種会場で3回目接種開始も予約伸びず 茨城 水戸

水戸市は5日から市内の大規模接種会場で3回目の接種を始めましたが、想定よりも予約が伸びていないということです。市は、モデルナのワクチンが避けられているとみて、種類にかかわらず早めに接種してほしいと呼びかけています。

水戸市の体育館では、5日午前9時からモデルナのワクチンを使って1日当たり最大1300人を対象に接種が始まりました。

市によりますと、接種券を送った人のうち予約したのは、およそ70%で、想定よりも伸びていないということです。

ファイザーを使う医療機関の個別接種は来月まで予約が埋まっている一方、モデルナを使う大規模接種会場では空きが多いことから、市は、モデルナのワクチンが避けられているとみています。

感染の急拡大が続く中、市は、ワクチンの種類にかかわらず、早めに接種してほしいと呼びかけています。

接種を受けた72歳の女性は「早めに接種したかったので、ワクチンの種類は気にしませんでした。美容師なので『3回目を接種しました』と報告することでお客様に安心してもらえます」と話していました。

水戸市保健所保健予防課の坪井正幸副参事は「ワクチンの種類で有効性に違いはなく、モデルナのワクチンは3回目は副反応が軽いという報告もあるので安心して受けてもらいたい」と話していました。