東芝 「3分割」を「2分割」に見直す方針で再検討 大株主反発で

経営の混乱が続く東芝は、企業価値を高めようと打ち出した「会社を3つに分割する」という方針を一転して見直し、「半導体などのデバイス事業だけを分離して2分割」とする方向で再検討していることがわかりました。
対立が続く「モノ言う株主」の反発が背景にあり、見直し案で理解を得られるかが焦点です。

東芝は3か月前の去年11月、企業価値を高めようと、発電などのインフラ事業と半導体などのデバイス事業を切り離す形で会社を3つに分割するという異例の方針を打ち出しました。

ただ、いわゆる「モノ言う株主」の海外の資産運用会社が「結論に至るプロセスが透明性に欠ける」などと反発し、実現が不透明な情勢となっていました。

こうした中東芝は、一転してこの3分割の方針を見直す方向で再検討していることがわかりました。

具体的には、東芝グループから半導体などのデバイス事業だけを切り離して新たに上場させる一方、分割するとしていたインフラサービス事業は東芝本体に残し、「2分割の案」に改めます。

さらに、空調を手がける子会社などの売却も検討する方針です。

会社の分割にかかる費用をできるだけ抑えるねらいがあるとみられますが、溝が深まっている大株主の強い反発で大幅な見直しを余儀なくされた形です。

東芝は週明けに予定している株主向けの説明会で詳細を明らかにすることにしていますが、理解を得て混乱の収束にめどをつけられるかが焦点となります。