「さっぽろ雪まつり」オンライン開催前に完成した雪像を公開

会場を設けての開催が2年連続で中止となった「さっぽろ雪まつり」の代わりとなるイベントが、オンラインで5日から始まるのを前に、完成した雪像が公開されました。

札幌の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」は、例年、およそ200万人が訪れるイベントですが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、会場を設けての開催は2年連続で中止となりました。

これを受けて、5日から代わりとなる「オンラインさっぽろ雪まつり」が始まるのを前に、ホームページに掲載するため、先月中旬から制作が進められていた雪像1基が4日完成し、メディアに公開されました。

雪像は札幌生まれのバーチャルアイドル「初音ミク」の、冬をイメージしたキャラクター「雪ミク」で、ことしは北海道の冬の海をテーマにし、高さがおよそ3メートルあります。

ホームページでは雪像の制作過程も掲載する予定で、実行委員会の山上一心さんは「一つの雪の塊から削り出し、細かい技法を使って表情まで作っていく過程を、特に見ていただきたい」と話していました。

「オンラインさっぽろ雪まつり」は5日から28日まで行われます。