ヨーロッパ中央銀行 大規模な金融緩和 段階的に縮小を確認

ユーロ圏のインフレ率が過去最大の伸びを更新するなか、ヨーロッパ中央銀行は3日、インフレはことし中には落ち着くという従来の見方を改めて示し、今の大規模な金融緩和の縮小を段階的に進めていく方針を確認しました。

ヨーロッパ中央銀行は3日、理事会を開き、ドイツやフランスなどユーロ圏19か国の当面の金融政策について、マイナス金利を維持することを決めました。

また、コロナ禍で緊急対策として導入した資産の買い入れを来月で終えたうえで、その後、量的緩和の規模を段階的に縮小していく方針を確認しました。

理事会のあとの記者会見で、ラガルド総裁は先月の消費者物価指数が過去最大の伸び率となったことについて、インフレが想定外に加速しないか見極める必要があるとしながらも、「インフレは当初の予想よりは長く続くものの、ことし中に低下する」と従来の見方を改めて強調しました。

世界の中央銀行がインフレを抑えるために金融引き締めに大きくかじを切るなか、ヨーロッパ中央銀行は今回の会合で慎重な姿勢を示した形ですが、緊張が高まるウクライナ情勢によっては物価がさらに上昇する懸念もあり、政策運営は一段と難しくなりそうです。