コロナ禍で運航停止 日本からバリ島への直行便 約2年ぶり再開

インドネシア国営のガルーダ・インドネシア航空は、新型コロナウイルスの影響で運航を停止していた日本からバリ島への直行便をおよそ2年ぶりに再開させました。
地元では観光業の回復が課題となる中、海外からの直行便の再開に期待を寄せています。

インドネシアでは新型コロナウイルスのワクチン接種などを条件に去年10月からバリ島などで日本を含む一部の国からの観光客の受け入れを始めていて、3日、国営のガルーダ・インドネシア航空は、成田空港からバリ島への旅客便の運航を再開させました。

運航の再開は、およそ2年ぶりで、日本の旅行業界の関係者を含む12人が搭乗したということです。

ガルーダ・インドネシア航空によりますと、今後、日本からの直行便について毎週1便の運航を予定しているということです。

また、シンガポール航空は、今月16日からシンガポールとバリ島を結ぶ直行便を再開させる予定です。

バリ島の空港の担当者は「国際線の再開は大変喜ばしい。新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株の感染拡大を心配しているが、感染対策を徹底させながら観光客を迎えたい」と話していました。
インドネシアでは先月から感染者が再び増加し、オミクロン株の感染拡大が懸念される中、地元では観光業の回復が課題となっていて海外からの直行便の再開に期待を寄せています。