スウェーデン 新型コロナの感染対策 時短営業など規制を撤廃へ

北欧のスウェーデンは、新型コロナウイルスの感染対策として続けてきたさまざまな規制を今月9日にほぼすべて撤廃すると明らかにしました。

新型コロナを社会への脅威とすることを見直すとして、共生する路線を鮮明にしました。

スウェーデンのアンデション首相は3日の記者会見で「スウェーデンの社会を再び動かすときだ」と述べ、レストランなどの営業時間の短縮や、屋内の大型施設における人数制限といった新型コロナの規制について、今月9日、ほぼすべて撤廃することを明らかにしました。

スウェーデンでは、感染者数は増えているものの、医療体制がひっ迫する状況にはなっておらず、ワクチン接種は12歳以上で2回を終えた人が80%を超えるなど順調に進んでいます。

こうしたことから、感染状況に対しては引き続き警戒は続けるものの、新型コロナを社会への脅威とすることを見直すとしていて、共生する路線を鮮明にしました。

ヨーロッパではすでにデンマークとノルウェーが規制の撤廃に踏み切っているほか、フィンランドも今月14日から段階的に撤廃する方針を決めていて、北欧を中心に同様の動きが広がっています。