東京都 オミクロン株の特性に対応した新たな対策まとめる

東京都は、3日の危機管理対策会議でオミクロン株の特性に対応した医療提供体制の強化や、重症化リスクの高い高齢者への新たな対応などについてまとめました。

自宅療養者の診療は

医療提供体制の強化策です。

自宅で療養する人が大幅に増加していることから、患者に酸素投与などを行うため設置している「酸素・医療提供ステーション」で、自宅療養者の外来診療などを実施するということです。

検査キット不足 どうする?

検査キット不足への対応策として、無症状の濃厚接触者などが検査を受けられるよう、都がキットを確保して、申し込んだ人の自宅に配送したり、医療機関などを通じて配布したりします。

ワクチン接種を進めるために

ワクチン接種を進める対策も強化します。

都の大規模接種会場を新たに2か所設置し、今月末までに合わせて9か所にします。

追加した2か所では、教育や福祉分野などのエッセンシャルワーカーを対象に接種を進めます。

高齢者を守れ!

重症化リスクの高い高齢者への対応については、65歳以上の高齢者が家庭内で感染するのを防ぐため、新たに家族と離れてホテルなどに連続6日間滞在する際に、1泊につき5000円を助成することにしています。

また、高齢者施設などでの感染が広がっているとして、職員が感染するなどして運営が難しくなった施設に対し、都が、新たに人材派遣会社を通じて応援の人員を派遣するということです。

保育施設を守れ!

子どもを持つ親にとって、心配なのが保育施設が休園しないかどうか。

都は、職員やベビーシッターなどの検査を集中的に実施したり、クラスターが発生した保育所などに感染対策支援チームを派遣したりするとしています。