鬼がいない豆まき 飛まつ感染予防で“鬼は来ず” 都内の保育園

新型コロナの影響で鬼が来られなくなりました。
節分の3日、都内の保育園では「子どもが泣くことによる飛まつ感染を予防したい」と鬼が登場しない豆まきが行われました。

都内にある私立の認可保育園では毎年、節分の日に保育士がお面をかぶって鬼にふんし、豆まきを行っています。

しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けて、鬼の登場を自粛することを決め、お知らせでも「毎年鬼が来ているのですが、ことしは泣くことによる飛まつ感染予防のため鬼が来ないことになりました」と保護者に伝えました。

3日の豆まきでは、始める前に子どもたちに「鬼さんもコロナ対策で来られないの」と保育士が説明し、1歳児のクラスでは新聞紙をちぎって豆の形に丸め、壁に貼られた鬼のイラストに向かって投げつけることにとどめたということです。

保育園の園長は「鬼を見て逃げ出したり泣き出したりする子どもがいるのが恒例の光景でした。来年は鬼さんが安心して登場できるくらいコロナがおさまってほしいです」と話していました。