密輸事件で押収の金 時価総額17億円以上を公売へ 名古屋税関

密輸事件で押収された時価総額17億円以上の金が公売にかけられることになりました。税関で売却される金では、過去最大の量だということです。

公売にかけられるのは、名古屋税関の管内で6年前の平成28年8月から2年余りの間に起きた密輸事件で押収された金です。

いずれも金を精製した1キロの地金で、合わせて244キロ、時価総額はおよそ17億7000万円に上り、税関で売却される金では過去最大の量だということです。

これらの金が押収された時期は、8年前の平成26年の消費税の増税後にあたり、当時は国外からの金の持ち込みにかかる消費税を逃れる目的で、下着などの衣服や持ち物などに隠す密輸事件が相次いでいたということです。

今回、売却される金は押収後、期限内に税金が払われなかったり、持ち主が現れなかったりして税関で保管されていたということです。

金の価格は新型コロナウイルスの感染拡大以降、経済への根強い不安などから高値で推移していますが、税関では押収した金の保管にも費用がかかるなどとして、今回、売却を決め、今後インターネットなどで入札を受け付けるとしています。

売り上げは国庫に納められるということです。

名古屋税関の纐纈寿樹総務部長は「密輸によって不正に利ざやを得ることはあってはならない。国内での金の押収は減少傾向にあるが、引き続き取締りを強化していきたい」と話しています。