アイスホッケー女子【詳細】日本がスウェーデン破り白星発進

北京オリンピックのアイスホッケー女子、予選リーグ・グループBで日本代表「スマイルジャパン」は初戦、スウェーデンに3対1で勝ち、勝ち点3をあげました。

予選リーグは世界ランキングの上位5チームがグループAに、下位5チームがグループBに振り分けられ、世界ランキング6位の日本はグループBで上位3チームに入れば、準々決勝に進むことができます。

初戦で日本は、ソチ大会とピョンチャン大会でいずれも初戦で対戦して敗れている世界ランキング9位のスウェーデンと対戦しました。

日本は第1ピリオドに小池詩織選手のゴールで先制しましたが、第2ピリオドの開始直後に同点に追いつかれました。
それでも、最終第3ピリオドの開始4分過ぎに浮田留衣選手が力強いシュートを決めて再びリードしました。
このあと試合終了間際にはスウェーデンがゴールキーパーを外して6人攻撃を仕掛けてきましたが、逆にカウンターから米山知奈選手が追加点をあげ、日本が3対1で勝ちました。

日本は4回目のオリンピックで初めて初戦に勝利し、勝ち点3をあげました。日本は5日に世界ランキング11位のデンマークと対戦します。

先制点 小池詩織「きょうの1勝はチームにいい勢い」

先制点を決めた小池詩織選手は「持ち味の攻撃参加で得点に関わることができてよかった」と話し「ソチ大会、ピョンチャン大会に続いて今回も初戦がスウェーデンで、重要な試合であることはみんな理解していた。きょうの1勝はチームにいい勢いを与えられた」と笑顔でした。次の試合に向けては、「コンディションを整えてまた勝利できるよう、いい流れでいきたい」と意気込んでいました。

勝ち越しゴールの浮田「自信がついた」

第3ピリオドに勝ち越しゴールを決めた浮田留衣選手は「私が出場しているときに失点してしまったので、絶対に取り返すという気持ちでプレーした。点を取れてよかった。初戦はいい流れに乗るためにすごく大事な試合だったので勝ち切れてよかった」と振り返りました。そして次の試合に向けては、「この試合で自信がついた。予選リーグ全勝で決勝トーナメントに行きたい」と意気込んでいました。

3大会連続主将 大澤ちほ「次の試合も自信持って」

3大会連続でキャプテンを務める日本の大黒柱、大澤ちほ選手が、献身的なプレーでチャンスを生み出し、オリンピックでは2大会連続で予選リーグの初戦で敗れていたスウェーデンから白星をあげました。
「自分がゴールを決めなくても、チャンスが生まれるプレーができたらいい」と献身的なプレーの重要性を語っていた大澤選手。大事な予選リーグの初戦では第1ピリオドの終了間際に、相手選手との1対1で簡単にパックを渡さずにパスをつなぎ、小池詩織選手の先制点をアシストすることに成功しました。
「世界のトップに近づいている感覚がある。持っている力を出し切れば、結果はついてくる」という大澤選手のことばどおり、アイスホッケー女子の日本代表、スマイルジャパンが今大会の目標の1つとしている予選リーグのトップ通過に向けて最高の滑り出しを見せました。

試合後、大沢選手は「初戦ということで最初はかたさがあったが徐々に自分たちの時間帯に持っていくことができた。大事な試合だったので勝ててうれしい」とホッとした表情で話していました。そのうえで「スウェーデンはリーチが長くてプレッシャーも強かったが、その相手から3点を取ることができた。自信を持って次の試合に臨みたい」と話していました。

GK藤本那菜「この流れのまま決勝トーナメントへ」

相手の攻撃を1点で抑えたゴールキーパーの藤本那菜選手は「毎回初戦で苦労していたので勝つことができていい流れをつかむことができた。失点で大きく流れが変わってしまうので、スタートから集中していたし、第3ピリオドはゴールを割らせないという気持ちで守っていた」と振り返りました。
次の試合に向けては「攻撃陣がチャンスを多く作れていたので次の試合も決めてくれると思う。この流れのまま決勝トーナメントに進みたい」と話していました。

飯塚祐司監督「ほかの競技にもいい影響与えられた」

飯塚祐司監督は「シュート数も上回れたし、相手になるべくチャンスを与えず、主導権を握って進められた」と振り返り、課題だった得点力については「シュート数から言うともう少し点数を入れたかったシーンもあったけれど、一定の評価はできる」と話しました。
そして日本選手団の最初となる試合で勝利できたことについては「今まで初戦でなかなか勝てず、いい流れでオリンピックを過ごせなかったので、きょうの勝ちはすごく大きい。ほかの競技にもいい影響を与えられたと思う」と話していました。

日本代表

【スタメン】
1 藤本那菜(GK)
3 志賀 葵/4 床亜矢可/14床秦留可/15浮田留衣/16志賀紅音
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30小西あかね(GK)
2 小池詩織/8 細山田茜/10米山知奈/11三浦芽依/23山下 光
6 鈴木世奈/7 川島有紀子/12大澤ちほ/18高 涼風/27小山玲弥
28山下 栞/13藤本もえこ/19大滝知香 /21久保英恵 /22獅子内美帆

【試合詳細】

第1ピリオド

午後4時40分にグループBの日本代表「スマイルジャパン」が日本選手団のトップを切って登場。初戦のスウェーデンとの試合が始まりました。

試合は1ピリオド20分間で第3ピリオドまで戦います。

第1P 残り15分 日本 相手のパワープレーしのぐ

開始3分ごろ、床秦留可選手が日本の最初のシュートを打ちました。ゴールはなりませんでした。

日本は開始4分すぎに反則で選手が1人少ない状態に。スウェーデンは2分間の「パワープレー」となりましたが、日本は得点を与えずしのぎました。

第1P 残り10分

ここまでの両チームのシュートは日本が6本 スウェーデンは4本です。

第1P 残り8分2秒

スウェーデンがスティックで相手をひっかける「フッキング」の反則で選手1人が2分間の退場となり、日本は2分間のパワープレーになりましたが、得点をあげられませんでした。

第1P 残り5分

ここまでの日本のシュートは10本。スウェーデンは7本。中盤ではほぼ互角の戦いが続いていますが、日本が相手陣でプレーする時間が増えてきました。

第1P 残り47秒 日本先制 日本1-0スウェーデン

ゴール前ほぼ正面、ゴールキーパーと1対1の形となった小池詩織選手がゴールを決めて日本が先制しました。高 涼風選手と大澤ちほ選手のダブルアシストでした。

第1ピリオドはこのまま終了しました。第1ピリオド、日本のシュートは15本、スウェーデンは8本でした。

第2P 開始30秒(残り19分30秒)日本失点 1-1に

第2ピリオドに入りました。日本は第2ピリオドの開始直後にスウェーデンにゴールを決められ、同点に追いつかれました。

第2P 残り15分51秒 日本が2回目のパワープレー

スウェーデンは反則で選手1人が2分間の退場となり日本のこの試合2回目の「パワープレー」となりましたが、得点はなりませんでした。

第2P 残り10分

両チームのシュートは日本が25本、スウェーデンは12本と相手の2倍以上のシュートを打っています。

第2P 残り7分14秒 日本がゴール前に迫る

床秦留可選手がゴール裏からパックを持ち込んでシュートを打ちますが、ゴールの枠に当たり得点はなりませんでした。

第2P 残り20秒ほどでチャンスも得点ならずそのまま終了

日本が速攻から2対1の状況を作り、シュートに持ち込みますが相手ゴールキーパーに阻まれ勝ち越し点はなりませんでした。第2ピリオドはこのまま終了しました。

両チームのシュートは日本が30本、スウェーデンは15本と日本は相手の2倍のシュートを打っています。

第3P開始

試合は最終第3ピリオドに入りました。

第3P 残り15分57秒 日本 浮田のゴールで勝ち越し

ゴール前に抜け出した浮田留衣選手が、相手ゴールキーパーの右側を抜くシュートを決めて日本が2対1と勝ち越しました。志賀葵と紅音選手の姉妹によるダブルアシストでした。

第3P 残り12分43秒

日本は反則で選手1人が2分間の退場となりスウェーデンのこの試合2回目の「パワープレー」となりましたが、日本は守り切りました。

このパワープレーの途中、ゴールキーパーの藤本那菜選手がスティックを氷の上に落とし、手で持つことができない状態が続きましたが、スウェーデンに得点を与えませんでした。

第3P 残り5分

ここまでの両チームのシュートは日本が39本 スウェーデンは24本です。

第3P 残り2分20秒

1点を追いかけるスウェーデンはタイムアウト。ゴールキーパーがベンチに下がり「6人攻撃」に入りました。

第3P 残り1分1秒 日本が追加点 3-1とリード広げる

6人攻撃で攻勢を強めるスウェーデンの攻撃をしのいだあと、日本はカウンターから米山知奈選手がシュートを決めて3対1とリードを広げました。

試合終了 日本は五輪初の初戦白星発進

日本はスウェーデンに3対1で勝ち、4回目のオリンピックで初めて初戦に勝利しました。日本の次戦は今月5日、世界ランキング11位のデンマークとの対戦です。