成田山新勝寺 新型コロナ感染防止で規模縮小して豆まき 千葉

節分の3日、千葉県の成田山新勝寺では新型コロナの感染防止のため、去年に引き続き規模を縮小して豆まきが行われました。

五穀豊じょうや疫病退散などを願う成田山新勝寺の「節分会」は、例年大相撲の力士や俳優などが参加して豆まきが行われています。

去年は新型コロナの感染拡大で力士や俳優などの参加は見送られましたが、ことしは歌舞伎俳優の市川海老蔵さんや、大相撲の隠岐の海や高安などが参加して行われました。

初場所で優勝した大関、御嶽海は新型コロナの感染が確認され、参加は見送られました。

新勝寺の豆まきは「鬼は外」とは唱えずに「福は内」とだけ繰り返すのが特徴で、海老蔵さんや年男の人たちはマスクを着けて大本堂から豆をまいていました。

豆まきは例年およそ5分間行われますが、ことしは1分ほどに短縮し、豆の量も例年の4分の1程度に減らしたということです。

また、境内が密になるのを防ぐため特設の舞台は設けず、参拝者の入場制限も行われました。

訪れた60代の男性は「来る時にも公共交通機関を使わないようにするなど感染対策を行いました。疫病退散を願う豆まきということで、新型コロナ終息を願いました」と話していました。