ウーピー・ゴールドバーグさん ホロコースト発言で出演停止に

アメリカABCテレビは、著名な黒人俳優のウーピー・ゴールドバーグさんが、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺、ホロコーストについて、番組の中で「人種問題ではない」と発言したことを問題視し、2週間の出演停止処分にすると発表しました。

アメリカの黒人俳優、ウーピー・ゴールドバーグさんは、先月31日、みずからが共同司会を務めるABCテレビの番組で「ホロコーストは人種問題ではない。別の人間に対する非人道的な行いだ」などと発言しました。

これについて、ホロコーストは白人どうしの問題であり、人種問題の対象は黒人など有色人種に限られるとも受け取れる発言だとして、ユダヤ系の団体などが歴史的事実に反するなどと強く反発していました。

ゴールドバーグさんは翌日、番組の冒頭で「ヒトラーとナチスは、ユダヤ人を劣った人種とみなしていたため、実際には人種をめぐるものだった」と謝罪しましたが、ABCテレビのゴッドウィン社長は1日「彼女に発言の影響について深く考え、学ぶことを求めた」として、2週間の出演停止処分にすると発表しました。

ゴールドバーグさんは、ヒット映画「天使にラブ・ソングを…」で主演を務めるなどした著名な俳優で、黒人差別の問題などについて積極的に発言していました。