国際

仏 週3日以上の在宅勤務や屋外でのマスク着用の義務づけ撤廃

新型コロナウイルスをめぐる規制の段階的な緩和を進めているフランス政府は、週に少なくとも3日の在宅勤務や、屋外でのマスク着用の義務づけを撤廃しました。
フランスでは、先月以降、新型コロナウイルスの1日の感染者が30万人を超える日が相次いでいます。

しかし、病床がひっ迫していないことや、今後数週間で感染者が減少に転じるとする見通しが専門家から示されていることを踏まえて、フランス政府は2日、週に少なくとも3日の在宅勤務や、屋外でのマスク着用の義務づけを撤廃しました。

これを受けて、パリのソフトウエア会社では、オフィス内で距離を取って業務にあたる社員の姿が見られましたが、引き続き在宅勤務を取り入れた働き方を希望する85%の社員には、それを認めるとしています。

人事担当者は「快適な職場環境だと感じてもらえれば、離職せずに会社に一層貢献してくれるはずだ」と話していました。

また、街なかでは、55歳の男性が「マスクは嫌いだし、屋外で着用しても意味がないと思っていた」と歓迎していた一方、マスク姿の79歳の女性は「家族も私自身も呼吸器系の病気を患っているので、マスクは外さない」と話していました。

フランスでは、規制の緩和が段階的に進められていて、今月16日にはナイトクラブの営業が再開される予定です。

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