感染者増加ペースやや下がるも感染拡大続く 厚労省 専門家会合

厚生労働省の専門家会合で示された資料によりますと、1日までの1週間の新規感染者数は、全国では前の週と比べて1.54倍と、増加のペースはやや下がりましたが、感染拡大が続いています。

2日に、まん延防止等重点措置の適用を要請した
▽和歌山県では、前の週に比べて1.60倍と感染が拡大しています。

すでに、まん延防止等重点措置が適用されている地域のうち、
▽島根県は0.54倍
▽沖縄県は0.80倍と、減少しているほか、
▽広島県は0.98倍と、ほぼ横ばいとなっています。

そのほかの地域では、ペースは下がっているところが多いものの、増加が続いていて、首都圏の1都3県では、
▽東京都で1.59倍
▽神奈川県で1.81倍
▽千葉県で1.53倍
▽埼玉県で1.57倍
また、
▽新潟県で1.08倍
▽群馬県で1.52倍

東海3県では、
▽愛知県で1.57倍
▽岐阜県で1.45倍
▽三重県で1.63倍

そして、
▽山口県が1.11倍
▽香川県で1.95倍
▽長崎県で1.21倍
▽熊本県で1.43倍
▽宮崎県で1.29倍
となっています。

さらに、先月27日から適用された地域では、
▽北海道で1.74倍
▽青森県で1.66倍
▽山形県で2.28倍
▽福島県で2.97倍
▽茨城県で1.57倍
▽栃木県で1.43倍
▽石川県で1.73倍
▽長野県で1.24倍
▽静岡県で1.34倍
▽京都府で1.60倍
▽大阪府で1.48倍
▽兵庫県で1.62倍
▽岡山県で1.61倍
▽福岡県で1.57倍
▽佐賀県で1.62倍
▽大分県で1.29倍
▽鹿児島県で1.63倍と、
島根県をのぞいて、いずれも増加しています。

現在の感染状況を人口10万当たりの直近1週間の感染者数でみると、
▽東京都が最も多く767.24人
次いで、
▽大阪府が760.14人
▽京都府が600.37人
▽兵庫県が548.55人
▽福岡県が548.31人
▽神奈川県が503.63人などとなっていて、
▽全国では425.85人と、過去最多となっています。