クラスターなどの集団感染 1週間で全国1122件 過去最多更新

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、1月31日までの1週間に発生したクラスターなどの集団感染の数は全国で1122件に上り、過去最多を更新したことが厚生労働省のまとめで分かりました。
特に高齢者施設と医療機関での発生が急増しています。

厚生労働省は毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や2人以上が感染した事例をまとめています。

それによりますと、1月31日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは合わせて1122件と前の週から239件増えて2週連続で過去最多を更新しました。

最も多かったのは
▽「学校・教育施設等」で384件
▽「高齢者福祉施設」は249件
▽保育所などの「児童福祉施設」が196件
▽「医療機関」が116件といずれも過去最多となりました。

このほかでは
▽「企業等」が114件
▽「障害者福祉施設」が31件
▽「運動施設等」が14件
▽「飲食店」が13件などとなっています。

特に「高齢者福祉施設」と「医療機関」は前の週から2倍以上に急増しています。