韓国 コロナ新規感染者 初の2万人超 無料PCR検査の対象限定へ

韓国で新型コロナウイルスの新規感染者が2月1日、初めて2万人を超えました。
韓国政府は、これまで無料で行っていたPCR検査の対象を60歳以上などに絞ることにしていて、医療の負担軽減を図りながら、重症者の増加を食い止めたい考えです。

韓国では、変異ウイルスのオミクロン株による感染が拡大していて、保健当局によりますと、2月1日に確認された新型コロナの感染者は、1週間前より7000人以上増えて2万270人となり、初めて2万人を超えました。

感染拡大を受けて韓国政府は検査の在り方を見直し、これまで誰でも臨時の検査場で無料で受けられたPCR検査の対象を、3日から全国で60歳以上の人や抗原検査で陽性となった人、それに、濃厚接触者などに限るということです。

また、医療体制については、政府が指定した大規模の病院での感染者の受け入れが、3日から地域の医療機関にも広げられます。

韓国政府は、重症化や死亡を減らすことを最優先とし、一連の対応によって医療の負担を減らしたい考えです。

ただ、韓国では2日までの旧正月の連休で、帰省などで人の移動が増えていて、韓国メディアは、今後、感染者のさらなる増加が予想されると伝えています。