スキージャンプ 高梨のライバルがコロナ再陽性 五輪出場不可に

今月4日に開幕する北京オリンピックのスキージャンプ女子、オーストリア代表でメダル獲得が期待されているマリタ・クラマー選手が新型コロナウイルスの検査で再び陽性と判定されたことから中国に入国できなくなったとオーストリアのオリンピック委員会が発表しました。クラマー選手はオリンピック代表メンバーからも外れることになり、北京大会に出場できなくなりました。

オーストリアのオリンピック委員会によりますとクラマー選手は先月29日、中国へ出発する前の最後のPCR検査で陽性と判定されていて、その後、自宅でPCR検査を受けた結果、再び陽性と判定されたことから中国に入国できなくなったということです。

このためクラマー選手はオーストリア代表メンバーからも外れることになり、北京大会に出場できなくなりました。

オーストリアスキー協会は「この決断は簡単なものではなかった。クラマー選手は最近絶好調で、間違いなくいちばんのメダル候補だったのでとても気の毒だ」とコメントしています。

20歳のクラマー選手は、今シーズンのワールドカップでここまで6勝を挙げ個人総合トップに立ち、今大会では日本の高梨沙羅選手のライバルでメダル獲得が期待されていました。

スキージャンプ女子は今月5日に行われます。