岸田首相 オミクロン株の特性踏まえた対策への改善を検討

新型コロナの感染が学校や保育所、家庭などで広がっていることを受け、岸田総理大臣は全国知事会の平井会長に対し、オミクロン株の特性を踏まえた対策への改善を検討していく考えを示しました。

新型コロナ対策をめぐって、岸田総理大臣は全国知事会の会長を務める鳥取県の平井知事とオンラインで会談しました。

この中で、平井知事は「オミクロン株は感染が広がるのが速く、ウイルスの特性に応じた対策をお願いしたい」と要望しました。

これに対して、岸田総理大臣は「デルタ株の時と違い、学校、保育所、家庭などで感染が広がっている実態や、高齢者施設などでのクラスターの経験を踏まえ、オミクロン株の特性を踏まえた感染対策へとさらに改善を検討していきたい」と応じました。

また、岸田総理大臣は、新型コロナワクチンの3回目の接種について「さらなるペースアップが必要であり、一般の方々についても、予約枠に空きがあれば、できるだけ多く6か月の間隔に前倒しして接種を行っていただくよう改めてお願いしたい」と述べ、接種会場の確保など地方自治体の協力を要請しました。