愛知県知事 緊急事態宣言必要との考え 改めて示す

愛知県では、1日、過去最多となる5751人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。大村知事は「感染の拡大が止まる兆しが見えない」として、緊急事態宣言が必要だとする考えを改めて示しました。

愛知県は1日、過去最多となる5751人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。

これについて、大村知事は午後の記者会見で「感染拡大が止まる兆しが見えない。あすもあさっても、もっと多くなるのは必定で、緊急事態宣言を出して、県民や事業者に厳しい規制で我慢してもらい、その間にワクチンを打っていくしかない」と述べ、緊急事態宣言が必要だとする考えを改めて示しました。

そして、県内の医療機関の病床使用率が31日夜の時点で39%になっていることについて「使用率が50%に近づけば、さらに上乗せしてベッドを増やすことになる。きょうかあすでそこまではいかないと思うが、状況を注視したい」と述べました。

また、入院患者のうち重症者の数も前の日よりも3人多い15人となっているとしたうえで「感染者が増えてくれば、高齢者などに広がってしまい、重篤化する人がじわじわと増えていってしまう」と述べ、今月13日までを期間とする「まん延防止等重点措置」に基づいて感染防止対策を徹底するよう、重ねて呼びかけました。