デパート1月売り上げ 前年同月上回る “緊急事態”の反動も

大手デパート5社の1月の売り上げは、新型コロナの感染が拡大して首都圏などに緊急事態宣言が出されていた去年の反動もあり、いずれも去年の同じ月を上回りました。

大手デパート5社は1日、1月の売り上げの速報値を発表しました。

それによりますと、いずれのデパートも去年の同じ月より売り上げが大きく増加し、
▼三越伊勢丹ホールディングスが22.8%、
▼高島屋が21.9%、
▼そごう・西武が19.7%、
▼大丸松坂屋百貨店が19.1%、
▼阪急阪神百貨店が15.9%、
それぞれ増加しました。

去年は年明けから首都圏や大阪などの都市部を中心に緊急事態宣言が出され、営業時間が短縮されていたため、その反動があったほか、時計や宝飾品など高価格帯の販売が引き続き好調だったことが、売り上げを押し上げました。

一方、感染が拡大する前のおととし1月との比較では、いずれも14%から20%程度減少していて、コロナ前の水準には依然として戻っていません。