音楽配信大手スポティファイ ワクチン誤情報配信禁止の新基準

新型コロナウイルスのワクチンに関する誤った情報を拡散しているとして批判されている音楽配信サービス最大手のスポティファイは、誤解を与える医学情報などの番組配信を禁止することなど新しいルールを発表しました。

スウェーデンに本社がある音楽配信サービス最大手のスポティファイは、音楽の定額配信のほかに、音声による番組の配信なども手がけています。

配信されている一部の番組について、医師などで作るグループが、新型コロナウイルスのワクチンに関する誤った情報を拡散しているなどと指摘し、これを問題視したカナダ出身の人気歌手ニール・ヤングさんなど、著名な歌手が相次いで楽曲を削除する事態となっていました。

会社は30日、誤解を与える医学情報などの番組配信を禁止することなど新しいルールを発表し、ルールを守らない場合はコンテンツの削除もありえるとしています。

また、新型コロナウイルスに言及する番組には、注意喚起を掲載するほか、外部のリンクも明示するなどして利用者を信頼できる情報に誘導できるようにするということです。

アメリカでは、ソーシャルメディアなど、インターネット上に出回る新型コロナワクチンをめぐる誤った情報が大きな問題になっていて、ユーチューブやツイッターもワクチンに関する誤った情報を削除したり、アカウントを停止したりするなど対応を取っています。