都内 感染増加の割合徐々に低下も依然高水準 対策の徹底を

東京都内では、新型コロナウイルスの感染確認の7日間平均が1万5000人を超えて過去最多となる日が続く一方、前の週と比べた増加の割合は徐々に下がっています。
31日は先月では最も低い1.8倍となりましたが、都の担当者は「感染が落ち着いてきているとは思っていない」として、引き続き対策の徹底を呼びかけています。

連日1万人を超える人の感染が確認されている東京都内では、31日、初めて7日間平均が1万5000人を超えて1万5163.9人となりました。

7日間平均は、先月20日から12日連続で過去最多となっています。

一方、前の週と比べた増加の割合は、先月10日の10.2倍をピークに徐々に下がっています。

先月15日に5倍、22日に3倍をそれぞれ下回ると、29日には2倍を下回りました。

そして31日は先月では最も低い1.8倍でした。

ただ、7日間平均の増加の割合が、最も高い時で2.2倍だった第5波や2.1倍だった第3波などと比べても、今回の第6波は依然、高い割合で推移しています。

都の担当者は「感染が落ち着いてきているとは思っておらず、安心できる状況ではない」として、引き続き、対策の徹底を呼びかけています。